home>> コース案内>> 土曜コース>> ジュエリーメイキングコース>> 詳細
パステルの源流は、ルネッサンス時代にデッサンのための使われたチョークでした。それが16世紀にイタリアを訪れたルーベンス等によって画材として発展し、17世紀、ヴェネツィアの女流画家がフランスにもたらし、そこで育まれました。そして19世紀には、日本でも有名なドガやルドンら印象派の画家たちによって独自の表現が生み出されて行きます。
わたくし船山千尋は、イタリア留学中に何度もパリの美術館を訪れ、パステル画の魅力に惹かれこれらの技法を研究し、さらにイタリアの国立フィレンツェ美術院において、サングイーニャ(赤チョーク)、プンタ・ダルジェント(銀筆)による古典技法、パステル画技法を学びました。
「真に独創的な人は、過去の物の中に新しさを見つける」(F.ニーチェ)といいます。
デッサンを何年も習った方でも、材質の選び方を間違ったり、自己流に色をのせたために、パステル独特の美しい色が出せないことがしばしば起こります。
古典から現代までの幅広いパステル画技法の正しい知識を学んで、さらに自分の表現、すなわちオリジナリティーをいっしょに見出して頂きたいと願っています。
講師によるパステル画作品 | |
レベッカ | 雨上がりのトスカーナ |