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  •  本学院は、油彩画や紙作品の保存、修復を行う技能者である、美術修復士を育成する日本で唯一の教育機関として1994年に発足しました。

     

     絵画修復科では、1996年からフィレンツェ(イタリア)にあるパラッツォ・スピネッリ芸術修復学院と提携した日伊共同プログラムにより、東京校で2年間、フィレンツェ本校で1年間学ぶことによりトスカーナ州公認の資格証(ディプロマ)を取得するという国際性豊かな教育プログラムを提供しております。現在は2012年の卒業生からこのシステムが廃止され、絵画科3年制に体制を整えました。従って、1年目は日本で履修、2,3年目は本校イタリアにて履修、卒業となります。この3年間の教育を生かし、世界を舞台に様々な分野で活躍できる人材を育成するということが本学院の理念です。
     美術修復の技術の修得は実技だけではなく理論の裏付けも必要な学問です。まずは学生の皆さんが母国語で知識を身につけ、並行して2年目のイタリアでの勉強に備えてイタリア語をしっかりと学ぶことができます。初歩の文法から修復の専門用語まで、また美術史もイタリア語で学びます。2015年にランビエンテはイタリア本校の新システムに従い名称をパラッツオ・スピネッリ芸術修復学院 日本校と致しました。

     

    紙作品修復科は、2011年3月をもって閉科致しました。約、30名の卒業生が、国立図書館・古文書館・外務省・各工房にて活躍されております。

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