西洋・東洋美術史

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講師:武井美砂

西洋美術史 I&II

授業内容
・写本の歴史
 西洋の写本とは何か(用語解説)
 写本の成立:パピルスから羊皮紙へ、巻物から冊子本へ
 キリスト教図像学
 主要作品の解説:古代末期からゴシック写本
 各書体の歴史と実習
・素描の歴史
・水彩画作品の歴史
・版画作品の歴史
・各書体の歴史と実習

この授業では4世紀から15世紀までのヨーロッパの細密画の歴史を中心に、印刷された書物の挿絵史、古文書学を織り込み、さらに各時代の書体を学ぶことによって挿絵からだけでなく、文字からも写本を読み取る知識を習得します。後半では素描・版画作品の歴史など、西洋紙作品における美術的歴史を幅広く理解していきます。

東洋美術史

講師:谷川ゆき


東洋美術史 I&II

授業内容
・日本美術の特性(形態・主題・用途・材質・修復)
・仏教絵画の主題・尊格について
・飛鳥・奈良~近代まで
 仏教絵画 料紙装飾
 似絵と肖像画 屏風と絵巻
 水墨画 近代初期風俗画
 土佐派と狩野派
 淋派 文人画と南画
 写生画と四条円山派 「奇想の美」
 浮世絵の展開
 近代洋画(高橋由一から佐伯祐三まで)
 近代日本画(狩野芳崖から竹内栖鳳まで)

古代から近世までの日本美術史を、絵画を中心に作品に即して概説していきます。作品名や作者、所蔵先などの作品に関する基本情報をおさえながら、スライドによる作品鑑賞を通じて、作品の造形的特質を各自の目で把握することを目的とします。必要に応じて「テーマ研究」としてテーマを設定し、特定の作品や画題、美術品の保存、修復、復元、科学的調査と美術史学の関係について取り上げていきます。

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