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Q: パラッツォ・スピネッリ芸術修復学院とは?

A:
  パラッツォ・スピネッリ(Istituto per l'arte e il restauro Palazzo Spinelli)は、文化財修復や芸術などを学ぶことができる、イタリアでも有数の教育機関です。 開校から30余年の歴史を有し、多くのコース・授業や工房での実習が行われてきました。
こういった実績を通し、教育法の質や講師陣の専門性の向上、そして設備の近代化を図り、国際的なレベルでの成功を収めるにいたりました。
また現在パラッツォ・スピネッリで講師をしている方々は、それぞれイタリアの修復の最前線で現在も活躍されている方々がほとんどです。

Q: パラッツォ・スピネッリ芸術修復学院はどこにあるんですか?

A:
  1977年の創立以来、イタリア、トスカーナ州の州都フィレンツェに本部を置いて活動しています。
パラッツォ・スピネッリの名の由来は、まさにその第一歩を踏み出した活動拠点、スピネッリ家の古い宮殿(伊語でパラッツォ)に端を発します。スピネッリ宮は、サンタ・クローチェ教会の大聖堂のすぐそばに位置しています。
現在絵画修復科は、ピッティ宮殿の近くに位置するリドルフィ宮にてコースを運営しています。

Q: ランビエンテ修復芸術学院とは?

A:
  ランビエンテ修復芸術学院とは、パラッツォ・スピネッリを本校とした姉妹校です。共同プログラムという形で、本校の1-2年目を日本校で学び、3年目をイタリア本校で学ぶことが出来ます。

Q: なぜ学校法人ではないのですか?

A:
  パラッツォ・スピネッリ本校はイタリア共和国トスカーナ州に認可された教育機関ですが、当学院は「少人数性で絵画修復のみを学ぶ」ということに主眼をおいているため、学校法人ではあません。よってインターナショナルスクールなどと同じ様に、公共交通機関の学生割引などは受ける事が出来ません。
「少人数制」や「イタリアとの連携」、「専門性」ということを重視しているため、私立の学校という形を取っています。

Q: コース受講に際して、年齢制限や必要となる学歴はありますか?

A:
  コースは、18才以上(国籍不問)の学生を対象にしています。高等学校卒業、あるいはそれに準ずる学力(大検など)を有することが要求されます。

Q: ランビエンテ修復芸術学院に通うためには、絵が描けないといけませんか?
イタリア語ができないといけませんか?

A:
  いいえ。
ランビエンテ修復芸術学院に入学するまでは、イタリア語も油絵も触れたことのなかった生徒も、多数パラッツォ・スピネッリ本校を卒業しています。そんな生徒の中には、イタリア本校を首席で卒業した方もおります。
しかしプロフェッショナルな分野ですので、卒業=就職という訳ではありません。あくまでも本人がどれだけ努力できるかに掛かっています。

Q: 出席率は重要ですか?

A:
  はい。
月曜〜金曜、午前9時から午後6時まで授業があります。毎日すべての時間が授業ではありませんが、ほぼ毎日カリキュラムが組まれています。

Q: コース受講終了後、就職先は見つかるのでしょうか?

A:
  皆さんが選択された専門分野に関する、「質の高い基礎教養の修得」という点においては確約いたしますが、確実な就職口の斡旋はいたしかねます。
ただ、当学院は、市場の需要を常に念頭に置き、業界関係者とも緊密な関係を保ちつつコースを運営いたしております。パラッツォ・スピネッリ本校では、20年以上の経験を通し、各界で活躍する卒業生を排出してきました。インターネットを通して、彼等と直接コンタクトを取ることも可能です。(スピネッリ校ホームページに、リンクコーナーがあります。)
実力が評価される職種ですので、優秀な学生には提携機関(イタリア内外)や工房でのアシスタントとしての見習いが紹介される可能性があります。 日本に帰国後も、やはりご自身での就職活動が不可欠です。進路としては、修復工房への弟子入り、大学など専門研究機関への進学、独立開業などが考えられます。
修復家として独立するためには、現場での経験を何年か積まれる必要があります。

Q: 興味はあるものの、どのコースを選ぶべきか、いま一つはっきりとした確信がありません。どうしたらよろしいでしょうか?

A:
  まずはご連絡ください。あなたの疑問点の解消や、満足の行くコース選択のお手伝いをいたします。
また、毎年7〜9月に開催されるサマーコース・通年で開かれているサマーコースへの参加も、実際の学校生活にふれていただいたり、将来の職業を考えコースを選択する上で、いろいろとご参考にしていただけると考えております。

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