写真調査技術・保存科学

home>> コース案内>> 紙作品修復科>> 写真調査技術・保存科学



分析研究

保存科学
 
講師:門倉武夫

保存科学の側面から作品を調査分析し、どのような処置を施していくか判断できる能力を養います。文化財を取り巻く現状を踏まえ、科学的理論だけでなく、実践的に幅広く学んでいきます。

indagine

授業内容
・保存科学の歴史:意味とその役割
・文化財とは
・文化財の材質と劣化:劣化のメカニズム
・材質調査の目的と方法
 破壊調査:化学分析と機器分析
 非破壊調査:光、X線を用いた測定
・文化財の生物劣化とその防除:必要性と役割
・保存環境の種類と劣化:調査法、方法と対策
・保存修復の概要:保存科学と修復技術
・保存修復の実際:施設見学

マイクロスコープ




カメラを使った非破壊調査

写真調査技術

講師:松谷靖之

初めて35mm一眼レフカメラを触る方を含め、撮影に必要な基本的理論から、実際の撮影で必要となる実践理論を学習します。後半は実際の撮影を各々がセッティングから全てを1人で行なう能力を習得し、修復に必要な写 真ドキュメント の撮影技術を学習します。

撮影風景

●立体物撮影:書籍・定常光撮影

1.写真基礎
・カメラの基本構造・ フィルムについて
・露光・露出について・露出計
・適性露光への理解を深める・解像力と被写界深度
・色温度について・撮影機材について
・光質について・ライティングについて
・フィルターワーク・撮影種類について
・撮影実習・写真ドキュメントとレポート作成

2.写真調査技術
・定常光撮影・反射紫外線撮影
・紫外線蛍光反応撮影・赤外線撮影 ほか

通常光撮影

●撮影実習:無反射がラスを使用した複写

Copyright(C) 2008 Istituto per il restauro e l'arte - l'ambiente. All rights reserved.