Links: il Restauro

Investigating the Renaissance
http://www.artmuseums.harvard.edu/Renaissance/index.html
ハーバード大学美術館によって開設されたこのサイトでは、絵画工房で日常的に利用されている科学調査法の細密な入門編が提起されている。 絵画の構造や素材、保存状態などをさらに徹底的に知ること、また収集されたデータに基づいて、正しく修復処置を決定することを目的に、これらの調査が行われる。フランドル派の3点の作品を軸に、拡大写真、赤外線反射光写真、X線写真、紫外線下でのイメージなどをもとにしながら、その構造をより深く調査研究することができる。グラフィックは、エレガントで好感が持てる。
使用言語:英語
クラウディオ・パオリーニ 23.03.1999


Narcisse: il database dei laboratori di ricerca dei Musées de France
http://www.culture.fr/cgi-bin/wave.cgi?
dqi=lrmf&icon=/documentation/icones 

Narcisseは Network of Art Research Computer Image SyStems in Europe (ヨーロッパ・アートリサーチ・コンピュ−タイメ−ジ・システム・ネットワーク)の略語である。Christian Lahanier 監修のプロジェクトとして誕生した。フランス文化庁により、ネット上で自由に使えるようにされたデータベースは、1995年に制定された。Mus仔s de France の研究工房が、国有の絵画作品の調査において得た資料を含む。斜光線、紫外線蛍光発光、X線、赤外線反射光、拡大写真、クロス・セクションなどの科学的資料を閲覧することができる。これらの資料に関連する12,000点の作品が、31,000もの大判で高解像度の画像で紹介されている。検索エンジンでは、多彩な選択が可能だが、まずは用語集の検索に有効な、正確な用語を呼び出すところから始めよう。世界的な文化遺産に関する知識と、その遺産の保護といった観点で、各国で生み出された科学的資料の普及に関連するヨーロッパでの勧告に完全に調和する、高品位な叙述のホームページだ。
使用言語:フランス語
クラウディオ・パオリーニ 13.04.1999


Approfondimenti: le immagini digitali in fluorescenza
http://www.area.fi.cnr.it/news/3.95/mazzin1.htm
「紫外線下に絵を置いてみると、絵画層を形成する大部分の素材の蛍光発光を観察できる。描画層の蛍光発光の画像を注意深く観察すると、オリジナルではない部分を特定すること、作家によって用いられた顔料、染料やメディウムの性質について、そしてその作品の保存状態についての情報を得ることができる。」もっと詳しく知りたい向きには、CNR(Consiglio Nazionale delle Ricerche 国立調査研究議会) の研究ニュースの中の Piero Mazzinghi とAnna Pelagotti による記事『蛍光発光のデジタル・イメージ、芸術品診断学における新たな可能性』がおすすめだ。フィレンツェのOpificio delle Pietre Dure(国立修復輝石保存研究所)の協力によるデジタルイメージが掲載されている。
使用言語:イタリア語
イライア・フェッラーリス, 26.11.1998


Unità Operativa Ambiente Beni Culturali - Dip. di Chimica Fisica dell'Università di Venezia

http://abc.dcf.unive.it
修復家にとって重要なサイト。作品の調査、研究報告に非常に役立つ、化学や科学分析のデータベースを含む。 ここでは、さらにサンドロ・カロージェロ教授の2つのコースの講義録も閲覧できる。Archeometria:文化遺産を構成する素材の研究。特に、建築資材、絵画材料、紙の支持体、陶芸材料についての詳細。その発展とテクノロジー、分析と調査、修復と保存について。 Chimica dei supporti cartacei :紙の支持体の化学。とりわけ修復に関して説く。特筆すべき図解やイラストレーションは一見の価値有り。
使用言語:イタリア語
イライア・フェッラーリス, 26.11.1998

ANALYTICAL GROUP OF CHROMATOGRAPHY/MASS SPECTROMETRY - Chimica dell'Arte
http://www.unibo.it/analitica-gc-ms/projit.htm
非破壊の物理化学技術による調査で、ボッティチェッリ作といわれる彩色デッサンをひも解く学術的サイト。

Istituto Di Fisica Generale Applicata - Università degli Studi di Milano
http://albinoni.brera.unimi.it/istituto/ARCHEO/HOMEMLZ.HTM
ミラノ大学の一般応用物理学研究所のホームページ。リンクも多数。反射光写真やサーモグラフィーといった絵画層の調査技術の主たるものや、マリオ・ミラッツォ教授の文化財への応用物理学方法論の講義といったサイトに跳べる。重要美術作品の分析写真が掲載されている。

Spettroscopia applicata alle opere d'arte - Area della ricerca CNR
http://www.area.fi.cnr.it/news/1.95/bacci.htm
絵画作品に応用された分光学の解説。簡略だが、余す所なく説明されている。

Guide de l'Internet culturel, France, Ministère de la  Culture - Conservation
http://www.culture.fr/culture/autserv/conservation.htm
手段、法制度、国際団体に関する決定的リンク集。

Conservation OnLine - CoOL 
http://palimpsest.stanford.edu/byorg/orgs.html 
修復の分野でスペシャライズされた様々な団体一覧。

Resources for Heritage Conservation, Historic Preservation and Archaeology 
http://www.cr.nps.gov/ncptt/irg/irg-servers.html 
文化遺産の保存に関する国際機関と国内団体一覧。

Preservation Resources 
http://sunsite.berkeley.edu/Preservation/index.html 
バ−クレ−大学の修復のための情報源サイト。

Preserve/Net Links
http://www.preservenet.cornell.edu/pnetlink.htm 
保存のための主要な団体組織と情報源のページ。

European Preservation Information Center 
http://www.knaw.nl/ecpa/ecpatex/institut.htm
保存と修復の分野におけるヨーロッパならびに国際的な主要組織のサイト一覧。

Conservation Information Webs 
http://yarra.vicnet.net.au/~conserv/infowebs.htm
国立ビクトリア図書館(オーストラリア、メルボルン) のサイト一覧。

Soprintendenza BAS di Firenze, Prato e Pistoia
http://www.sbas.firenze.it
フィレンツェ、プラート、ピストイア各県の芸術作品に充てられた芸術局の公式サイト。
約200ページ、900点の画像を収録。 4,000点を超える芸術作品の検索カードによるデータベースは圧巻だ。


     

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