「顔料」-絵画と修復のための手引き <著者> ジョヴァンニ・モンターニャ
<修復、絵画、美術研究を行う上での、顔料とその特性に関する基本的且つ重要な知識。> 顔料は、有機物と無機物の2種類に大きく分類されるが、実際の作品制作の色彩を創る過程で、これらの顔料は混ぜ合わされることになる。本書では、顔料1つ1つが見やすい表形式で、科学的、技術的、歴史的、地理的観点から解説され、現在知られている種々多様な性質、属性を考慮し、顔料を注意深く取り扱えるように工夫されている。 著者ジョヴァンニ・モンターニャは、建築家で長く修復の仕事に関わってきた。古い壁財、壁画の修復を専門分野とし、保存の問題に取り組んでいる。実際の修復プロジェクトや監修の経験も豊富で、この分野で新しい介入のメソードと素材の応用方法を研究している。